りくりゅうペアの活躍を見て川原泉は先見性があると再認識した。

 2026年にミラノ・コルティナ五輪が開催されたが、りくりゅうペアが見事、金メダルを獲得した。フィギュアのペアとして五輪金メダルは日本史上初の快挙だった。 

 それでふと思い出したのだが、川原泉さんという漫画家がフィギュアのしかもペアを題材とした漫画を描いていたことだった。川原泉さんの取り扱うテーマは恋愛以外にも「農業」「釣り」「酪農」「サスペンス、推理」「弓道」だったり登場人物が亀になってしまったりと予想もしなかったストーリー展開でカリスマ的人気を博していた。

 そんな川原泉さんの漫画が再び話題になっていてさすがカリスマ的人気があっただけのことはあると再認識した。

     銀のロマンティック・・・わはは

 30年前だけあって日本のペアはいないかもしれなくて全日本チャンピョンぐらいにはなれるかもしれない、世界となると話は違うがという内容が記載されている。しかし、日本のフィギュアは大変な進化を遂げていく。

 この川原泉さんの漫画の特徴として少女漫画だけれども基本的に恋愛要素は少なめという点があり、活字が多いというのも特徴としてあげられる。

 「銀のロマンティック・・・わはは」ではバレエをやっていた由良更紗とスピード・スケートをしていた影浦忍とがペアを組むこととなる。世界のトップレベルとの差を感じたり、恥の文化を背負っている大和の人はただボーゼンと見るしかなかったりと哲学的な内容が書かれていて現在でも十分に楽しめる。日中友好をあらわすために選手同士が英語で話しているシーンもあり大変に細やかな設定がなされている。

 更紗が世界トップレベルの演技を見て凄いのだが、独創性が無いという感想を持つなど鋭い視点も時に交えながら物語は進んでいく。

  メダリストやユーリ!!! on ICEを楽しめた人は十分に読む価値が存在すると思えるストーリー展開である。

 それで更紗はヒントをもらいながらクワドラプルの練習をしていくのだが、最終的にクワドラプル・ルッツを会得し、世界選手権に出場する。

銀のロマンティック・・・わはは クワドラプル

 この時影浦忍はスピードスケート時代の古傷の痛みが再発していて痛み止めを打っての出場になったのだが、見事クワドラプルは成功する。漫画のようにクワドラプル・ルッツを成功するペアは後に出てくるかもしれない。

 りくりゅうペアは引退してしまったが、漫画でクワドラプルを決めた後に引退するのと同じ結末になっていた。フィギュアにかかわらず、アスリートというのは相当に消耗し、プレッシャーもかかると思うので休養も必要になってくると考えられる。

 世界の頂点に立った後に現役を退くという前向きな決断と言えるだろう。

 

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です