32年ぶりの日本開催となった「第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)」。バスケットボール男子グループリーグ第2戦が9月11日、愛知国際アリーナで行われ、日本代表がサウジアラビア代表と対戦しました。前日のインドネシア戦に続く一戦を、日本は86-80で制し、開幕から2連勝を飾っています。

大会・グループの概要

男子バスケットボールは12チームが3グループに分かれてグループリーグを行う方式で、日本はグループAで大韓民国、サウジアラビア、インドネシアと同組。グループリーグ上位チームがファイナルリーグ(準々決勝)に進出する仕組みです。

  • グループA:日本、大韓民国、サウジアラビア、インドネシア
  • グループB:イラン、ヨルダン、チャイニーズ・タイペイ、カタール
  • グループC:中国、フィリピン、バーレーン、カザフスタン

日本代表のグループリーグ日程は以下の通りです。

  • 9月10日(木)vs インドネシア
  • 9月11日(金)vs サウジアラビア
  • 9月13日(日)vs 大韓民国

試合結果:日本 86-80 サウジアラビア

FIBAランキングでは日本が22位、サウジアラビアが64位。実力差がある対戦でしたが、後半は一時8点差まで詰め寄られる、締まった展開になりました。

クォーターごとのスコア

1Q2Q3Q4Q合計
日本2526171886
サウジアラビア1520202580

吉本泰輔ヘッドコーチが率いる日本は、前日のインドネシア戦と同じ、小川敦也、高島紳司、金近廉、川島悠翔、アレックス・カークの5人を先発起用しました。

試合の流れ

第1クォーター:終盤の畳みかけでリード奪う

序盤は10-10の接戦でしたが、残り4分でジャン・ローレンス・ハーパージュニアが3ポイントを決めると、カークもシュートとフリースローで加点し17-10とリード。終了間際には高島紳司がブザービーターの3ポイントを成功させ、会場は大歓声に包まれました。25-15で第1クォーターを終えています。

第2クォーター:一時4点差まで詰め寄られるも突き放す

相手の3ポイントで一時4点差まで迫られる場面もありましたが、川島や山﨑一渉の3ポイントで反撃。カークのインサイドプレーや山内ジャヘル琉人の速攻も加わり、51-35と16点のリードを奪ってハーフタイムを迎えました。前半だけでカークは14得点7リバウンドを記録しています。

第3クォーター:サウジアラビアの反撃始まる

後半に入るとサウジアラビアの猛反撃を受け、じわじわと点差を詰められる展開に。第3クォーター終了時点で68-55まで縮められました。

第4クォーター:終盤の一桁差まで肉薄されるも逃げ切り

最終クォーターも終盤にサウジアラビアのアブドゥルラーマンらに得点を重ねられ、残り1分には78-86の8点差まで迫られる緊迫した展開に。しかし小川敦也のドライブ、黒川虎徹のフリースロー、カークのインサイドプレーで冷静に対処し、86-80で逃げ切りました。

日本代表はかつては低迷期もありましたが、最近では無事強さを取り戻しつつあります。取りこぼししなくなった点はとても成長したと感じられます。NBAや海外リーグで戦う選手が台頭してきたのは素晴らしいです。国内のBリーグの発展とともに日本代表は「アジアの強豪の一つ」から「世界と互角に渡り合えるチーム」へと進化を遂げたと思います。

個人スタッツ:カークがダブルダブルで大活躍

チーム最年長34歳のアレックス・カークが、チーム最多の23得点10リバウンドでダブルダブルを達成し、勝利に大きく貢献しました。

  • アレックス・カーク:23得点 10リバウンド
  • 山﨑一渉:12得点
  • 小川敦也:12得点
  • 川島悠翔:7得点
  • シェーファーアヴィ幸樹:6得点
  • ジャン・ローレンス・ハーパージュニア:6得点
  • 黒川虎徹:チーム最多8アシスト

今後の見どころ:9月13日は宿敵・韓国戦

開幕2連勝とした日本代表は、9月13日に行われるグループリーグ最終戦で大韓民国代表と対戦します。この直接対決の結果次第でグループA首位が決まる可能性が高く、大会屈指の好カードとして注目が集まります。日本が勝ち進めば、9月16日の準々決勝、18日の準決勝を経て、20日には3位決定戦・決勝が行われる予定です。

2023年アジア大会(中国・杭州)にでは予選ラウンド(グループD第三戦)で日本代表が83-77で接戦を制し、グループリーグ3連勝と準々決勝進出を決めました。

32年ぶりの自国開催で勢いに乗る日本代表。地元・愛知国際アリーナでの声援を力に、悲願のメダル獲得に向けてどこまで勝ち進めるか、今後のアジア大会も注目していきたいと思います。