みなさん、こんにちは。今日はバスケットボールについて語っていきます。
ついに、りそなグループ B.LEAGUE FINALS 2025-26の王者が決定しましたね。 連日、手に汗握る大熱戦が繰り広げられたファイナルですが、5月26日に行われた運命の第3戦(GAME3)は、まさにバスケットボール史に残る大激戦となりました。
結果は、長崎ヴェルカ 72 - 64 琉球ゴールデンキングス。
見事、長崎ヴェルカが悲願のB1初優勝を飾りました🎉✨ 創設からわずか5年での頂点、本当におめでとうございます。第1戦は琉球が競り勝ち、第2戦は長崎が取り返すという、お互い一歩も引かない状態での第3戦。序盤からお互いの意地がぶつかり合う、凄まじいディフェンスの応酬となりました。
① 前半のリードが生きた長崎のディフェンス力
試合開始直後から、長崎のプレッシャーディフェンスが効果覿面。 琉球の強力なインサイド陣に自由にボールを回させず、前半の琉球のシュート成功率を異例の低さに抑えました。前半を終えて「36-23」と、長崎が13点もの大量リードを奪う展開に。正直、「長崎がこのままワンサイドで決めてしまうんじゃないか」と思われました。
② 琉球の猛追と、馬場雄大のファウルトラブル
しかし、そこは百戦錬磨の王者・琉球キングス。後半、巻き返しをはかります。 第3クォーター、なんと長崎のエース・馬場雄大選手が4つ目のファウルを取られてベンチへ下がる大ピンチに陥ります。
この隙を見逃さず、琉球のクーリー選手やカーク選手の「ダブルセンター」がリバウンドを支配。小野寺選手の貴重な3ポイントなども決まり、一時は一桁点差まで猛追しました。「これどっちが勝つか分からない」と手に汗を握っていました。
③ 命運を分けた、ラスト2分の「お返し3ポイント」
最終クォーター、残り2分強で琉球のロー選手が重要なところで3ポイントを沈め、ついに5点差(64-59)にまで詰め寄ります。琉球の逆転ムードが最高潮に達したその直後でした。
コートに戻っていた長崎の馬場雄大選手が、お返しと言わんばかりの値千金3ポイントシュートを決めました。
この3Pで再び流れをガッチリ掴んだ長崎が、最後は冷静にフリースローを沈めてタイムアップ。72-64で激闘に終止符を打ちました。
Bリーグには「コート上に同時に立てる外国籍選手は2人まで」というルールがあります(アジア特別枠選手の例外はあります)。しかし、カーク選手は「帰化選手」枠であるため、ルール上は日本人の扱いです。
つまり、「外国籍選手2人 + 帰化選手のカーク選手 + 日本人ガード2人」という、実質2m超えのビッグマンが3人(3BIG)同時にコートに立つ超大型ラインナップを組むことができます。これが琉球のダブルセンター最大の強みです。琉球のダブルセンター(クーリー&カーク)はスラムダンクにも出てくる「リバウンドを制する者がゲームを制する」というバスケの法則をまさに現出した、Bリーグ屈指のインサイドコンビです。
ジャック・クーリ選手は今回のファイナル第3戦のように、お互いのディフェンスの強度が極限まで上がる大一番や、審判の判定が厳しい試合では、どうしてもファウルが重みやすくなり、ファウルトラブルに苦しむ展開になることもあると改めて見てて思いました。
岸本隆一選手は、大学卒業後の2013年に琉球ゴールデンキングスに入団して以来、キャリアのすべてを琉球一筋で過ごした生え抜きの選手です。
Bリーグ以前のbjリーグ時代からチームを支え、リーグ統合、そしてB1での悲願の初優勝(2022-23シーズン)まで、琉球の歴史のすべてをコートの上で引っ張ってきた、まさにキングスの歴史そのものです。ダブルセンターがコートに立つ時も大変うまく彼らにパスを供給していたと思うので存在感は凄くありました。
Bリーグの試合を最高の環境で楽しむために設計されています。 観客席からコートまでの距離が大変に近く、最前列はもちろん、どの席からでも選手の息遣いやドリブルの音が体に響くほどの臨場感を味わえます。
V・ファーレン長崎(サッカー)の本拠地である「PEACE STADIUM(ピーススタジアム)」や、ホテル、商業施設、オフィスがすべて一箇所に集まったコンパクトシティである点です。 アリーナのすぐ隣にサッカースタジアムやホテルが建っているという、日本では前例のない革新的な配置になっています。
長崎は、ただ有名な選手を集めるのではなく、「ヴェルカスタイル(ランアンドガンを応用したバスケ)にフィットするかどうか」を最優先して選手を補強しています。
- 日本代表のエース・馬場雄大選手をはじめ、スピードとインサイドの強さを兼ね備えた外国籍選手、そして若くて動ける才能(イ・ヒョンジュン選手など)をピンポイントで獲得。
- B3やB2時代からチームを支える生え抜きの選手(高比良寛治選手など)と、新加入のスター選手が見事に融合し、全員がハードワークする素晴らしいチームワーク(ケミストリー)が生まれました。
- 川真田紘也選手を控えに持つなど長崎は選手層が厚かったです。スタッツに顕著に現れていなくても、味方のシューター陣(馬場選手やイ・ヒョンジュン選手など)がテンポよくシュートを打てるように献身的にスクリーンになり続けました。また、粘ってリバウンドをもぎとり、チームにチャンスをもたらすプレーを再三行っていました。
長崎ヴェルカの躍進は、決して奇跡ではないと感じます。
「ジャパネットの強固な経営」×「ヴェルカスタイルという固有な戦術」×「それを実現できる選手のリクルート」という、フロントと現場の考えが全くブレずに噛み合った結果の、必然のプロセスの連続だったと言えます。他のチームも参考にしていくとよいなと思いました。