こんにちは。今回はアニメ『黄泉のツガイ』第15話「ユルとダンジ」を振り返っていきます。前話でユルにとって大きなショックとなる事実が明らかになったばかり。今回はその衝撃から、彼がどう立ち直っていくのかが描かれる一話です。

あらすじ

幼なじみで親友のダンジが、実は人間ではなく“ザシキワラシ”というツガイの片割れであり、その主が自分のよく知るキョウカだったという事実を知ってしまったユル。ずっと騙されていたという思いに打ちひしがれた彼は、「おまえも俺をだましてたんだな」とダンジへの落胆を隠せません。心配する左右様やケンを残して山中へと向かい、一人で物思いにふけるユル。そこへ後をついてきたパグ(宇宙人的な雰囲気をまとうツガイ)がそっと寄り添い、ユルはダンジと過ごしてきた温かい記憶を静かに思い返し始めます。

第15話は、ユルというキャラクターの心の揺れと、そこからの静かな回復を丁寧に描いた回でした。裏切られたと感じても、そばにいてくれる存在によって少しずつ前を向いていく——そんな人間味あふれる展開に、思わず胸を打たれます。

 黄泉のツガイ アニメ15話

次回「影森と新郷」でどんな展開が待っているのか、引き続き見守っていきたいと思います。

見どころ

今回の最大の見どころは、なんといってもユルの「立ち直り方」です。裏切られたと感じたショックからの回復は、決して劇的に描かれるわけではなく、ほのかな温かさをもって少しずつ進んでいきます。パグという言葉を持たない存在に寄り添われることで、ユルの心が少しずつ解けていく過程は、派手な演出こそないものの、じんわりと胸に響く展開でした。

また今回は、ユルとダンジの関係だけでなく、アサをはじめとした周囲の人々やツガイたちとの繋がりも丁寧に描かれる回でもありました。誰か一人の力だけで生きているわけではない——「一人になろうとしてなれない」というユルの姿を通して、単数のようで実は複数の絆によって支えられている「ツガイ」というテーマの奥行きを、あらためて感じさせられます。

一方で、物語は不穏な方向にも動き出します。影森アスマとイワンによるユル誘拐という緊迫の展開もあり、次回への引きも十分。誰が誰と繋がっているのか分からない緊張感のある人間関係も、本作の面白さの一つです。

OP・EDにも注目

第2クールに入ってからは、OP・EDともに新しくなっています。

オープニングテーマは音田雅則さんによる「back shot」、エンディングテーマは菅原圭さんによる「孔雀」。第1クールで使われていたVaundyさんの「飛ぶ時」、yamaさんの「飛ぼうよ」から一新され、物語の後半に向けてまた違った空気感を醸し出しています。本編の緊張感とはまた違う余韻を残してくれるので、こちらも合わせてぜひ注目してみてください。

第15話は、ユルというキャラクターの心の揺れと、そこからの静かな回復を丁寧に描いた回でした。裏切られたと感じても、そばにいてくれる存在によって少しずつ前を向いていく——そんな人間味あふれる展開に、思わず胸を打たれます。次回「影森と新郷」でどんな展開が待っているのか、引き続き見守っていきたいと思います。